【親権者様へ】未成年者へのオンライングルーミング行為についての注意喚起

■はじめに
ポケコロ利用規約にも記載がございますとおり、未成年のお客様は親権者様のご同意を得た上でポケコロをご利用いただくことができます。※未成年のお客様がポケコロを利用する場合、親権者様による利用規約等への同意を得たものとみなします。
ポケコロでは未成年者のお客様も多く利用されていることもあり、改めてインターネットにおけるコミュニケーションにおいて注意いただきたいこととして、本項をご一読いただけますと幸いです。

■オンライングルーミングとは
グルーミングとは「手懐ける」という意味の言葉です。
主に未成年者に対して、インターネット上(SNSやオンラインアプリ等)でのコミュニケーションを重ねる中で一定の関係性を築いた上で、直接会って性的行為を強制したり、ビデオや画像送付を通した性的行為を強制したりすることを「オンライングルーミング」といいます。
関係性を築く過程においては、学校や家庭でおこったことやその他趣味や好きなものの話題など、一般的なコミュニケーションと見分けがつきません。
そのため、初期段階でオンライングルーミングがおこなわれていると判断することが非常に難しく、社会問題となっています。

 

■オンライングルーミングの具体的な被害

加害者側はオンライングルーミングのターゲットとなる相手を探すため、SNSやオンラインアプリ内で積極的にコミュニケーションを図ってきます。相手にメッセージを送る機能は、多くのインターネット上のサービスにおいて実装されているため、未成年者側にとっても素性の知らない相手と簡単に接点を持つことが可能です。
一度接点を持った相手とのやりとりを続ける中で、未成年者側が抱えている悩み(親に叱られたり学校で悩んでいること、その他周りに言えないような悩み)を加害者側は把握し、相談にのったり優しく励ましたりすることで「この人には何でも話すことができる」という関係性が構築されます。これによって、加害者側の要求が通りやすい状況が生じてしまいます。

以下、オンライングルーミングによって未成年者へおこなわれた被害の一般例です。

・「エッチな事したことある?」「教えてあげようか?」などのやりとりをおこない、メッセージ内で性的な行為を想起させるやりとりを要求する。
・上記のやりとりの延長で「お互いに裸見せながらメッセージしよう」など性的な画像を要求する。
・「気軽にいろいろ話したい」「アプリ内だと話せないことも話したいね」など、外部SNSや通話アプリ等へ誘導をおこなう。
・「いまどこに住んでるの?」「自分は●●県だから会いに行けるよ」など実際に会う約束をして性的な行為に繋げようとする。

 

■注意してほしい点
オンライングルーミングをおこなっている加害者側は、被害者と1:1でコミュニケーションをとれる状況下において関係性の構築を図ってきます。また、その過程において性的な話題を露骨に織り交ぜていくことにより、それらの話題に関しての感覚が鈍感になるよう仕向けるため、やりとりをおこなっている未成年者本人も性的な被害を受けているという認識が希薄になり、被害が発覚しにくい要因となっています。

未成年者がオンライングルーミングを伴う接触を受けたかどうかを把握するために、危険信号となり得る行動を以下にピックアップいたしました。

  • SNS、アプリで出会ったばかりの相手が短期間に複数のメッセージを送ってきている
  • アプリ内のアイテム送付機能を活用してプレゼントを贈ってくる
  • 現在交流しているもの以外のSNSやアプリのアカウント情報を聞いてくる
  • 相手が自分との会話を親や友人に秘密にするように言ってくる(メッセージ履歴削除の要請など)
  • 質問や相談に見せかけて過去の性的な体験や性的な話題に関するメッセージを送ってきている
  • 本名、住所、年齢、性別、学校や部活動に関する内容など個人情報を取得しようとする
  • 性的な要素の有無に関わらず、お互いの写真を見せあう行為を要求してくる
  • 性的な行為を想起させる内容、もしくは疑似的に性行為を模したやりとりを要求してくる

【被害を未然に防ぐために】
前述した「注意してほしい点」も参考いただき、お子様がスマートフォンをお持ちになることでどういったことが起こりえるのかをご家庭内であらかじめお話しいただくことが重要となります。
お子様がアプリ内で不安や疑問に思うことがあったときにすぐ相談できるように、日ごろからお子様が「アプリ内でどんな人とどんな交流をしているか」などをお話しできる環境づくりを心掛けることが被害を未然に防ぐことに繋がります。

なお、ポケコロ内でご利用いただける主なコミュニケーション機能は以下のとおりです。

・ポケコロトーク(1:1のトーク機能とグループトーク機能)
・掲示板
・タイムライン
・フレンドルーム
・日記
・なぐさめの星(匿名同士でのメッセージやりとり機能)

 

■気になるやりとりを見つけた場合どうすればよいか
【ポケコロ内での対応手段】
・完全ブロック機能を用いる
コミュニケーション機能での相手からの接触を断つことができますので、まずはこちらをお試しください。
※併せてこちらのFAQもご参照ください。
ブロック機能について

・お問い合わせフォームから通報いただく
ポケコロでは常時違反行為に関するお問い合わせを受け付けており、いただいた内容をもとにご利用状況の調査、違反行為の対処をおこなっております。少しでも気になる点がある場合は、お問い合わせください。

お問い合わせフォームからのご連絡方法は以下をご参照ください
ポケコロ起動→コロニー画面上部「≡」→「設定」→「問い合わせ」

 

【ご家庭での対応手段】
・親権者が介入し未成年者のみでやりとりすることを避ける
加害者側からの要求をはっきりと断る、親権者が介入していることを加害者側に伝えるなど、これ以上やりとりがおこなわれないよう関係性を遮断することが大切です。
その際、お子様が被害を認識して今までの状況を打ち明けることはとても勇気がいることです。問題の解決のために必要であることを伝え、実際にどういうやりとりをおこなっていたかゆっくり丁寧に本人から聞き取りをおこなってみてください。

・状況に応じて警察に通報する
すでに被害を受けている、もしくは被害を受ける危険性が高い状況にある場合は警察への通報もご検討ください。
※事件性の確証が持てない場合は、警察相談専用の電話窓口「#9110」番もご活用いただけます。

24時間子供SOSダイヤルを活用する
子供たちの電話相談を夜間・休日を含めて24時間対応を可能とするための相談窓口があります。
お子様から周りに相談しづらい場合は、こちらへの相談もご活用いただけるよう促してみてください。
24時間子供SOSダイヤルについて(外部サイト)
電話窓口:0120-0-78310

 

 

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